扁桃腺切除手術 闘病記(痛い思い出)

弊社スーパーバイザーの扁桃腺切除手術の闘病記です。
これから手術にのぞまれる方は、是非参考に・・・
なりませんが、ご興味がございましたら、ご覧くださいm(__)m

<まえがき>
これは、扁桃腺切除手術にいたる経緯・状況について私見のみを忠実に記述した
壮絶な闘病珍記録であり、当該病気に苦しむ人には殆ど参考になりません。

~経緯~
入院一日目;2014.08.13>手術前夜→世間はお盆の入り(墓参り行けなかった)
入院二日目;2014.08.14>手術当日 → 世間はお盆の中日
入院三日目;2014.08.15>手術翌日 → 69回目の終戦記念日 → 小生は開戦
入院四日目;2014.08.16
入院五日目;2014.08.17
入院六日目;2014.08.18
入院七日目;2014.08.19
入院八日目;2014.08.20 退院前日
入院九日目;2014.08.21 退院当日
~あとがき~
~あとがきのあとがき~

経緯

1、2014年6月22日急激な喉右側の激痛 → 酒飲むうちに治るべ(素人判断)

2、翌朝、普段絶対に病院に行かない男が自発的に病院直行 → 耳鼻咽喉科初体験
(耳鼻科は訳の解らない尖った器具ばかりで絶対行かないと決めていた;本当は臆病者)

3、横須賀-湘南病院耳鼻咽喉科T医師(以降Dr.T)診断 → 扁桃周囲膿瘍
(即入院指令 → ほっとくと命に関わる旨の説明を受ける → 本人も大納得;痛すぎる)

4、6月23日~6月29日 → 痛ったい痛ったい地獄の治療(別途扁桃周囲膿瘍闘病記録参照)
  穿刺処理;せんししょり → 文字も読みも痛そうな治療    痛い!

5、Dr.T総括 → 再発防止の為、扁桃腺切除 手術 を推奨!!

  全身麻酔!!(--〆)  手術(-。-)y-゜゜゜ しゅっ!手術!!うまくびっくり出来ません

6、総合的な判断の元、手術に踏み切る決意を固める
(本当は大不安、でも扁桃周囲膿瘍のあの痛さは二度とゴメン!!でも  怖わっ!

入院一日目;2014.08.13>手術前夜→世間はお盆の入り(墓参り行けなかった)

午前中に行きつけの理容美容院にて断髪式ならぬ断髭式を行い、顔エステを\6,400にて敢行

切腹前の武士の心境 → そんな格好の良いものではないけど → 死刑執行前夜?

これも違うが、なんとなく凄い感じ!!

ホテル!?並みの個室仕様です!見栄を張ってます!!   >>>>>


PM13:30

入院手続き → 外来受診;Dr.T → 明日予定通りに手術を行いましょうと笑顔で応対

扁桃周囲膿瘍入院時と同じ「個室716号」を割り当てていただき(偶然!?)入室-勝手知ったる病室

麻酔専門の看護士さんより、明日の手術に関する説明&確認事項の問診 → 少し緊張

10分前に排泄を済ませ → 手術衣に着替えて(血栓防止のための弾性ソックスを履く)

パンツは脱がなくて良い(少し安心) → 当日は全身麻酔手術の為チン○ンに管挿入

局部に管挿入<(_ _)>術後当該日はベッドでの排泄が基本とのこと

その他手術前準備の説明!!(チン○ンに管挿入が気になってうわの空状態)

なんだかんだいいながら親切な説明が終了(ちゃんと聞いてたのかな!?)

手術前に興奮して寝れなそうな場合は睡眠導入剤を → 不要です(大物ぶり見せる為)

夕方シャワーに入れてくれた(清潔にしてろということだね) → 夕食を迎える

夕食(最後のディナー) → 餃子・イカと里芋の煮付け・白菜の御浸し → 最後の晩餐

にしては質素過ぎる → 赤ワイン位用意しておけば良かったかな >^_^< 怒られるって

飲食は21時まで → 2日後の朝まで(そんなに持つのかな?普通の夜は枕元に水有り)

                    <最後の晩餐>です
                     (メインディッシュ)
                     餃子-4包 → 四死! なんか縁起が悪い (ーー;)
                     イカと里芋の煮付け → イカん!!
                     はるさめ野菜炒和え? → 覚める(やばい!)


入院二日目;2014.08.14>手術当日 → 世間はお盆の中日

目覚めスッキリ!!やはり大物であったグッスリ睡眠が取れた(結構ビビッてたのに (^_^)v)

外来手術前診察 → OPE前点滴2本(手術時併用の為、針が太い → 痛い)

PM13:40

予定通り手術前排泄 → 小便のみ排泄?あまり覚えていない → チン○ン管が気になって

13:45手術室入室 → テレビで見る手術室と同じく、何回かの自動ドアを通過後

上に見えてきたのが丸い手術用の電気(これもテレビと同じ) → 手術台に案内される

なんかロック系のナイスミュージックが流れている → 即反応して「素敵ですね」

これは、Dr.Tのリクエストで流している旨の説明を受けるも、Dr.Tの姿は見えない

この変になると、なんとなく緊張もなくなってきている → 誘導されるままベッドへ(狭っ!)

優しい看護士さん2名が「狭いでしょ」といいながら落下防止用のシートロープで私を固縛!

シーツで繰るみあげた → 頭部後方より「麻酔医の○○です本日はよろしく」こちらこそ

よろしくお願いいたします。これから麻酔を入れていきますが、ちょっとチクッとしますよ

確かにチクッとした。これからテレビみたいにカウントダウンが始まるのかなと思う間もなく

手術は終わり、気がついた時には病室に戻っていた」「エッ何!」恐るべし麻酔の正体。

で、Dr.Tは?手術前のご挨拶も出来なかった!テレビみたいに両手も胸の前に挙げて

手術室の扉から入って来たのだろうか!?それはともあれ「手術は大成功!?」

15時35分麻酔から覚める!!体の自由が効かない!見ると点滴2本、口には酸素マスク

口の中が異様だ!血の味、その他凄いことになっているような感じがモロ解った。

口の中に溜まった唾液・血液を吐き出したい!!酸素マスクが邪魔で出来ないわけ!!

マスクを外して希望を遂行!体が暖かい、電気毛布が足元に。不思議な感じだ。

確かに入っていない「チン○ン」に管が」すっげー助かった感じがしたが、いずれにしろ具合は

最悪!!気持ちも悪い!!地獄の始まり!!麻酔が切れてきたのか痛みが襲う

そんな時に、Dr.Tが誇らしげに、戦利品「小生の切除扁桃腺」左右の物を各々二個の

容器に収めて説明してくれていた。小生は麻酔ボケで殆ど覚えていないが。

喉の出血&違和感が更に迫ってきている → 18時15分、座薬を自力で挿入 → 痛いっ!

このまま夜から朝を迎える自信が無いくらいに、不調 → 何とか日頃の寝力の強さを

信じて睡眠につこうとするも、酸素マスクが邪魔!!口内洗浄もしたい、そういえば

おしっこもしたい。「おしっこしよう」 → 寝ての「おしっこ」がこんなに難しいの。

術前の看護士さんの話が思い浮かび「管を挿入していれば意外とおしっこは楽という人も

いますよ」なんていう慰めの言葉を払拭する意味でも「おしっこ来い!!」

なんとか、放水業務終了 → 尿瓶さん有難う!! → 朝までに3度お世話になった。

入院三日目;2014.08.15>手術翌日 → 69回目の終戦記念日 → 小生は開戦

長い~夜が、終わりを告げ朝が来た!!とうとう一睡も出来ずに朝を迎えた → 人生初

朝の検診が終了後、水が飲める!と思っていたが水を飲んだ記憶が無い。苦しかった!

朝食がやってきた → 重湯+具無し味噌汁+プリン+牛乳 → 食べて(飲んで)みたが

痛い!!痛い!!でも完食してやった(-。-)y-゜゜゜ → 味も何もあったものではなかった。

                 <生きている証拠のブレックファースト>
                  重湯  +  具無し味噌汁
                 野菜ジュース + フルーツプリン)
                 ホテルの朝食とはちょっと違う!!
     


この完全流動食を → 昼 → 夜 → 完食してやった → あとは痛みとの戦いだ!

8時間おきに座薬を打って、この激痛地獄からの脱出を図る。口の中が凄い!!

入院四日目;2014.08.16

喉の痛みは、いっこうに引かない → 唾の飲み込みに一苦労!!

人間って、こんなに唾を飲んでたっけ!!なんだかんだ言っても健康体が一番だ。

朝食がやってきた → 重湯+具無し味噌汁+ナスの水煮 → 食べてみた。

また完食してやった → これからは食事が当面の大きな戦いになりそうだ。

今日は点滴の入いりが悪いなと思っていると、左腕が腫れてきておまけに痛くなり

針を刺し変えてやり直し!! → 点滴の針刺しもなかなか痛い!喉には負ける。

入院五日目;2014.08.17

本日は日曜日で外来診察もなく、なんとなく長閑な感じがする病院内!

朝食のグレードが上がってきた → 3部粥+具有り味噌汁+惣菜+煮魚(正直旨くない)

点滴ー3本   → 鎮痛剤(ロキソニン)を処方される → これにより睡眠も取れている

もともと寝力は強烈であるが、寝姿の工夫が必要とされている。うえを向いたままの

就寝姿勢では、息使いで吸い込みはOK!!だが吐き出しで不具合(吐出し不可)が

ある。理由は不明だが、喉に引っ掛かる鼻水とか唾液の塊が息遣いの際邪魔!?

本日夕方より点滴開放 → 構成物質の投薬治療に変わる → 4日ぶりの吊人形解除

入院六日目;2014.08.18

点滴治療が終了した途端に、看護士さんたちとの触れ合いが激減 → 残念

結構きれいで、優しい看護士さんばかりである。湘南病院は!!有難う!!

喉の詰まり&違和感 → 一向に改善されず → 食事の飲み込みも不具合(痛い)

全体自覚症状としては → 40%程度の回復 → まだまだ先が長そう!!

入院七日目;2014.08.19

食事は、相変わらず戦いで、喉通しの度に激痛が走る → いつ治るの!?

夕食摂取時、いつも通りに食事をしていたが、術後に迫る 痛みが発生!!

食事を途中で止め、鎮痛剤(ロキソニン)を服用し就寝体勢 → 痛いよ~(-。-)y-゜゜゜

入院八日目;2014.08.20 退院前日

痛いよ!!喉&リンパ&頭も → 外来診察に呼ばれる → Dr.T診断!

「痛みの理由」 → 術後1週間経過したので瘡蓋が生成して取れかかる時期!

なるほど、術後の経過が良好な証拠!! → 痛みの理由が判明して安心!?

でも痛い(-。-)y-゜゜゜

そろそろ、入院生活飽きてきた → テレビ観賞も飽きてきた → 雑誌読みも飽きてきた

自己判断的には、退院出来るフィジカル・メンタルは

湧き上がっていない!!

その位口の中が凄い → エイリアン!? → 間違いなく

この世のモノではないスゴイ!


   夕食カレーライス(美味そうな)がでた!!

   ヤッター!!色は100点、味は68点!!

   でも「美味かった」 → 心持ち辛さで喉がヒリヒリ痛い

   退院してもしばらくは美味いもの食べられないのか不安になる。

   酒は飲めない、美味いものは食べられない

なんの為の手術だったのか、、、、、。

いや、扁桃周囲膿瘍の再発防止策の英断!!

今の「痛 み」も辛いが、扁桃周囲膿瘍発症 → 処置 の「痛 み」を味わう

位ならこの手術を選ぶべき!! → でも 痛って~

入院九日目;2014.08.21>退院当日

朝から外は大晴天 → 猛暑日35度!!(暑そう) → いよいよ別荘避暑暮らし終幕

いつもと変わりない殺風景な朝食ランチ皿上の務所飯を難なく平らげ(過去全て完食)

相変わらず喉痛と戦いながらのキツイ食事終了 → 外来診察 → Dr.T

「傷口順調な回復!!どうぞ退院してください!硬い物以外何でも食べて下さい」

「もし出血してとまらない場合は、いつでも電話・来診して処置を行います」

なるべく、気をつけて瘡蓋を外していこう!!といっても口中で何が何だか解らない

優しくユックリ食事をしようと思う。Dr.T;お世話様でした&有難う御座いました。

最後の昼食を食べて、今生の世界へ再復帰するぞ!!やはりお天道様の元が最高!!

~あとがき~

結果的には、8泊9日での避暑地!?入院生活であったが、3ヶ月位の長さを感じた。

退院後の食生活の不自由さを考えると「ちょっと憂鬱」だけど時間が解決してくれるのかな。

全身麻酔の経験;自分的には麻酔って本当に効くのか心配で、歯科医の麻酔も効かない

歯科医に「Sさんお酒たくさん飲む?」Ans;缶ビル350CC2本と、赤ワイン1杯と

ウーロン割1から2杯くらいです。「十分飲んでますね、だから麻酔が効きにくい!!」

それって「ほんまでっか」?本当らしい。このやり取りをズーット覚えており、今回の

全麻での効きが悪く、カウントダウンしても通常の人は、~6、7、、、、ZZZZZなのが

18,19,20などと数えてしまう想像、麻酔中に麻酔が甘く、本人が動いてしまい

間違って「ノドチンコ」を切られてしまったり等々色んな心配をしていたが。すっかり

裏切られ、気がついたら手術終了 → 有難う全身麻酔 → 出来れば術後2日ほど

効いててほしいと思ったのは、小生だけでは無い気がする。

扁桃腺切除手術を行った訳だが、正直言って同じ病状の人に、この手術を薦められるか

というと、この苦しさを思うと薦められない。術前に友人に手術は回避し、体質改善を

行い、当該病気の再発を防げば良いとも助言されたが、、、、、。

まあ、結果的に手術は受けてしまったので、これを「吉」とすべく病後の養生に励む。

「現時点で術後、変わってしまったこと」

1、声色が間違いなく変わっている → 時間経過後の声変わりでどうなるか?

2、喉の通り道が広くなった気がして、飲み物を通過させるときに戸惑う!?
  現在は咽(むせ)やすい!!

3、イビキをかかなくなっている!?

4、仰向けで寝ると息が吸えるが、吐けない!!

5、鼻が 「かめない」 → 息が口側に逆流する!

6、まだまだ、喉の痛みが激しく、鎮痛剤は服用中(6時間間隔)

7、まだまだ、先は長そうな悲しい予感(こうゆう感は当ってしまう、ビッグロトは当らない!!)

~あとがきのあとがき~   2015年3月吉日

術後6ヶ月(半年)が経過していますが、いまだに味覚に対して甘味が鈍く少し悲しい。

小生は大酒飲みなのに、甘いものが大好きであったが、退院後気が付いたことであるが

甘さを殆ど感じなくなっていた。甘くない「あんこ」甘くない「ショートケーキ」これって結構

拷問に近いもので、ただただ口の中にモゴモゴしたものが渦巻くようで美味ではない。

半年経ってやっとここにきて少し甘味が復活してきている気がする。しかしながら

考えようで甘いものが美味に感じられないために自身のダイエットにはかなりの効果を

奏した気がする。昨年の手術を機会にダイエットを慣行したのであるが、なんと体重は

82kg(平均;max85kg) → 72.5kg(平均)への大成功!!

更に解ったことが、体重1kg減がウエスト1cm減になることであった。体重が10kg落ちたことで

ウエスト92cm → 82cmまでスリムになったのである(*^_^*)。お陰で、手持ちズボンが壊滅で

あったがウィンドウに映る自分の姿がかなり細く感じ嬉しかった。これを維持するため

好きな日本酒大フ吟醸を控え、専ら赤ワイン、焼酎系に乗り換えています。健康第一!!

<追記> 扁桃腺を切除したことによりかどうか不明ですが風邪は引きにくくなった
       気がするかな!?皆様も健康には留意しご自愛なさって下さい。


※長々お付き合いいただき有難う御座いました。ファイト!!